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Showing posts from September, 2020

新学年度

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イギリスの大学では新学年度がまもなくスタートします。といっても、スコットランドは少し早めにスタートするようです。私が卒業した某ロンドンの大学は来週28日から授業開始の予定です。 毎年であれば、この時期のロンドンは新入生の大学生と(主に中国からの)留学生で埋め尽くされ、とてもにぎやかです。少なくとも人が多いです。 ただ、今年は全く違います。野暮用で私の出身大学の近くまで行ったのですが、人が殆ど歩いていませんでした。まさかのゴーストタウン。最寄り駅もいつもならとてつもない人の数でリフトに乗れないのが普通なのですが、今日はリフトに3人だけ。ロンドンの地下鉄ピカデリーラインは1車両に10人程度くらい? 学生の数はかなり減ったようですが、学生自体は学生寮にいます。そして今日はこんな記事が出ていました。 Students locked down after illegal parties at UK universities いくつかのイギリスの大学の学生寮で、在寮生が自己隔離を余儀なくされているという記事。今、英国では6人以上の集会(パーティー)が禁止されています。各大学では新入生歓迎会などの例年の行事を取りやめたり、オンラインに移行しているところもあります。そうした中で、学生寮で行われた新入生歓迎会が原因でクラスターが発生し、在寮生は自己隔離をしているというもの。パーティー中にセキュリティーオフィサー(クラブの入り口に立っているようなセキュリティーの人たち)がなだれ込んできて、パーティーを強制的に止めたそうですが。。。 大学生に、自分たちのことを「スーパーマン」だとか「特別な力を持った存在」だと勘違いする傾向があるのは洋の東西を問わないように思います。とはいうものの、法律で禁止されている上に、3月以降、散々他人との距離を取るように要請されてきたにもかかわらず、違法なパーティーを開いてしまう学生を「若いねー」と言ってやり過ごす度量は私は持ち合わせておりません。 イギリスの気風として自分の信念を貫くというのがあり、それが原因で他人(特に外国人)のいうことを聞くことはあまりありません(アジア人が介入すると子供扱いして逆に笑うイギリス人もいます。白人の男に顕著のように思います)。しかし、そろそろ彼らも自国の法律を守るという概念は学んだほうがいいかもしれません。 なお、イ...

日英貿易協定&イギリス大学留学ー続報

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日英自由貿易協定について大筋合意とのニュースが入ってきました。 EU離脱のイギリスとの新経済連携協定 日英閣僚協議で大筋合意 今後、日英間のビジネスが更に活発になっていくことでしょう。特にフィンテックやAI、クリエイティブ分野では期待が持てます。 さて、今年のキャンパスの様子はかなり変わりそうです。大学や履修するコースによって様々であるものの、やはり今年は結果的に完全オンラインで行うようになってしまうようです。 これは学部学科により勉強する内容や実際に行うことが大きく異なるからです。大学全体としてはオンラインとキャンパスでの授業を行うとしていても、学部によっては完全オンラインというところもあります。例えば、私の卒業した研究科の場合、文系かつ実験や実習がないということもあり、完全にオンラインで行うようです。実際私の指導教官はこの1年間、博士課程の学生への指導も含めてすべてオンラインで行うと言っておりました。その一方で実験や実習など実際に手を動かす必要がある授業を行う学部はキャンパスに行くと思います。そういった分野であっても講義はオンラインですし、論文指導のための指導教員との面談もオンラインです。キャンパスにいる学生は実験や実習のために来ていることになります。 イギリスまで来たはいいけど、授業はオンライン、大学図書館は開館しているが入館制限つき(=行きたい時に行けない、入れない)、外に出るのはそれこそ買い物か遊びに行くときだけ(あるいは実験や実習のとき)。ちなみにですが、遊びに行けるところはあまりありません。殆ど閉まっているか入場制限付きです。 大学での学びの形も変わっていくというのはわかるものの、あまりにも急すぎて大学側も学生側も対応に困っているのが現実だと感じます。 よかったらクリックしてください。 海外就職ランキング